【症例紹介】
● ご来院のきっかけ
30代女性の患者様が、「産後から肩こりと腰痛がひどくなり、家事や育児がつらい」とのお悩みでご来院されました。
お子様の抱っこや授乳、おむつ替えなど、前かがみの姿勢が続く生活により、以前より肩こりが悪化。さらに、朝起きたときや長時間立っていると腰にも痛みを感じるようになり、「疲れが取れない」「姿勢も悪くなった気がする」と不安を抱えていました。
● 検査・評価
姿勢分析を行ったところ、以下のような状態が確認されました。
- 猫背姿勢が強く、頭が前に出ている。
- 巻き肩が目立ち、胸周りの筋肉が硬くなっている。
- 骨盤が前後に不安定で、産後特有の姿勢の崩れが見られる。
- 背中から腰にかけて筋肉の緊張が強く、肩甲骨の動きも低下している。
これらの状態により、肩や腰の筋肉へ過度な負担がかかり、慢性的な肩こり・腰痛を引き起こしていると考えられました。
● 施術内容
患者様には、猫背の改善を目的とした猫背矯正を中心に行いました。
施術では、
- 胸や肩周囲の筋肉を緩める施術
- 肩甲骨の可動域を広げる調整
- 背骨・骨盤のバランス調整
- 猫背矯正による正しい姿勢へのアプローチ
を実施しました。
また、施術効果を維持するため、
- 抱っこの姿勢の工夫
- ご自宅でできる簡単なストレッチ
- 正しい座り方や立ち方
なども合わせてお伝えし、日常生活から姿勢改善に取り組んでいただきました。
● 経過
1か月後
肩周りの張りが軽減し、「以前より肩が軽く感じる」と実感されるようになりました。腰痛も長時間の家事を行っても気になりにくくなってきました。
2か月後
猫背姿勢が徐々に改善し、肩甲骨が動かしやすくなりました。周囲から「姿勢が良くなったね」と言われることも増え、肩こりや腰痛の頻度も大きく減少しました。
3か月後
姿勢分析では猫背の改善が確認でき、頭の位置や肩の高さ、背中の丸まりが改善しました。肩こりや腰痛は日常生活でほとんど気にならない程度となり、お子様を抱っこしても以前ほど疲れを感じなくなったとのことでした。
● 担当者コメント
産後は、抱っこや授乳など前かがみの姿勢が続くことで猫背になりやすく、肩こりや腰痛を引き起こす方が少なくありません。
今回の患者様も、痛みだけでなく姿勢そのものにアプローチすることで身体への負担が軽減され、3か月かけて猫背・肩こり・腰痛の改善につながりました。
産後の肩こりや腰痛は、そのまま我慢してしまうと慢性化するケースもあります。姿勢の崩れが原因となっている場合は、早めに身体のバランスを整えることで改善が期待できます。同じようなお悩みをお持ちの方は、一度ご自身の姿勢を見直してみることをおすすめします。
※施術の効果には個人差があります。
【姿勢のビフォーアフター写真】

【産後に猫背になるママさんは多い】
産後に猫背になる方が多いのには、妊娠・出産による身体の変化と育児中の生活習慣が大きく関係しています。
① 抱っこや授乳で前かがみの姿勢が増える
赤ちゃんのお世話では、抱っこや授乳、おむつ替えなど前かがみになる動作が何度も繰り返されます。
この姿勢が続くことで、
- 肩が前に巻く(巻き肩)
- 背中が丸くなる
- 頭が前に出る
といった猫背姿勢が定着しやすくなります。
② 妊娠中の姿勢の影響が残る
妊娠中は、お腹が大きくなることで重心が前方へ移動します。
バランスを取ろうとして、
といった姿勢のクセがつき、出産後もしばらく残ることがあります。
③ 腹筋や体幹の筋力低下
妊娠・出産により腹筋や骨盤底筋群などの体幹の筋力が低下します。
体幹で姿勢を支えにくくなるため、背中の筋肉に頼るようになり、楽な姿勢として猫背になりやすくなります。
④ 骨盤の不安定さ
出産後は、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンの影響もあり、骨盤周囲の靭帯や関節がすぐには元の状態に戻りません。
骨盤が不安定な状態では全身のバランスが崩れやすく、猫背や反り腰などの姿勢不良につながることがあります。
⑤ 睡眠不足や疲労
産後は睡眠不足や育児疲れにより、姿勢を維持する筋肉が疲れやすくなります。
疲れると自然と身体を丸める姿勢になりやすく、これが習慣化すると猫背が定着してしまいます。
【産後の猫背が引き起こす症状】
猫背は見た目の問題だけではなく、身体のさまざまな不調につながることがあります。背中が丸くなり、頭が前に出た姿勢が続くことで、首や肩、腰への負担が増え、筋肉や関節が本来の働きを十分に発揮できなくなるためです。
● 肩こり・首こり
猫背になると頭が身体の中心より前に出る「頭部前方位姿勢」になりやすくなります。
成人の頭の重さは約4~6kgあるといわれており、頭が前に出るほど首や肩の筋肉はその重さを支え続けなければなりません。その結果、首から肩にかけての筋肉が常に緊張し、慢性的な肩こりや首こりを引き起こします。
「肩が重い」「首が回しにくい」「夕方になると肩がつらい」といった症状は、猫背が関係しているケースも少なくありません。
● 腰痛
猫背になると背中だけでなく、骨盤の傾きにも影響を与えます。
姿勢のバランスが崩れることで腰の筋肉へ負担が集中し、立っていると腰が痛い、長時間座ると腰がつらい、朝起きたときに腰が重いなどの症状が現れることがあります。
特に産後は骨盤周囲が不安定な状態のため、猫背が加わることで腰への負担がさらに大きくなることがあります。
● 背中の張り・肩甲骨周りの痛み
猫背では肩甲骨が外側へ広がり、背中の筋肉が引っ張られた状態になります。
そのため、背中全体が張るような感覚や、肩甲骨の内側に痛みや違和感を感じる方も少なくありません。
デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方は、この症状がさらに強くなる傾向があります。
● 頭痛
首や肩の筋肉が硬くなると、筋肉の緊張によって起こる「緊張型頭痛」を引き起こすことがあります。
後頭部からこめかみにかけて締め付けられるような痛みや、重たい感じが続く場合は、姿勢の悪さが原因となっている可能性があります。
● 呼吸が浅くなる
猫背になると胸が縮こまり、肋骨や横隔膜の動きが制限されます。
その結果、深く息を吸いにくくなり、呼吸が浅くなることがあります。
呼吸が浅くなると身体へ十分な酸素が取り込まれにくくなり、疲れやすさや集中力の低下につながることもあります。
● 疲れやすい・身体がだるい
姿勢が悪い状態では、身体を支えるために必要以上の筋肉を使うことになります。
そのため、立っているだけでも疲れやすくなり、「家事を少ししただけで疲れる」「抱っこをするとすぐに肩や腰がつらくなる」と感じる方も多く見られます。
● 腕や手のしびれ
猫背や巻き肩が強くなると、首や肩周囲の筋肉が神経や血管を圧迫しやすくなります。
その結果、腕や手のしびれ、だるさ、力が入りにくいといった症状が現れる場合があります。このような症状が続く場合は、姿勢だけでなく他の疾患が関係していることもあるため、医療機関での診察が必要になることがあります。
● 自律神経の乱れ
猫背によって呼吸が浅くなったり、首や背中の筋肉が常に緊張した状態が続いたりすると、自律神経のバランスに影響を与えることがあります。
その結果、
- 疲れが取れにくい
- 睡眠の質が低下する
- イライラしやすい
- 集中力が続かない
といった不調を感じる方もいます。ただし、自律神経の不調にはさまざまな原因があるため、猫背だけが原因とは限りません。
【猫背は早めのケアが大切】
「猫背は見た目の問題だから、そのうち自然に戻るだろう」と考えている方は少なくありません。しかし、猫背は放置することで身体への負担が積み重なり、肩こりや腰痛だけでなく、さまざまな不調につながる可能性があります。
特に産後は、妊娠・出産による身体の変化に加え、抱っこや授乳、おむつ替えなど前かがみの姿勢をとる時間が長くなります。そのため、猫背が習慣化しやすく、不良姿勢が定着してしまうことがあります。
猫背の状態が続くと、首・肩・背中・腰の筋肉は常に身体を支え続けなければならず、筋肉の緊張や疲労が慢性化しやすくなります。その結果、「肩こりが当たり前」「腰がいつも重い」「疲れが取れない」といった状態になり、日常生活や育児にも影響を及ぼすことがあります。
また、姿勢が崩れたまま育児や家事を続けることで、身体はその姿勢を「楽な姿勢」として覚えてしまいます。すると、筋肉や関節のバランスがさらに崩れ、猫背を自分の力だけで改善することが難しくなる場合があります。
早い段階で姿勢を見直し、適切なケアを始めることで、身体への負担を軽減しやすくなります。特に、猫背が定着する前であれば、筋肉や関節の柔軟性も保たれていることが多く、改善しやすい傾向があります。
整体では、硬くなった筋肉を緩めるだけでなく、背骨や骨盤のバランスを整え、肩甲骨が動きやすい状態へ導くことで、正しい姿勢を維持しやすい身体づくりを目指します。また、施術だけではなく、ご自宅でできるストレッチや体操、抱っこや授乳時の姿勢、日常生活での身体の使い方などを見直すことで、施術効果の維持や再発予防にもつながります。
ただし、猫背は一度の施術で完全に改善するものではありません。長年の生活習慣や身体の使い方によって形成された姿勢は、継続的なケアと日常生活での意識が重要です。施術とセルフケアを組み合わせながら少しずつ身体を整えていくことで、無理なく良い姿勢を維持しやすくなります。
「肩こりや腰痛がなかなか改善しない」「写真を見ると姿勢が悪くなっている」「産後から猫背が気になる」という方は、痛みが強くなる前に一度ご自身の姿勢をチェックしてみましょう。早めに身体のバランスを整えることが、健康な身体づくりへの第一歩となります。
【整体でできること】
猫背による肩こりや腰痛は、筋肉を一時的にほぐすだけでは根本的な改善につながらないことがあります。猫背は、筋肉の硬さだけでなく、姿勢のクセや身体のバランスの崩れ、日常生活での身体の使い方など、複数の要因が重なって起こるためです。
整体では、痛みが出ている部分だけではなく、身体全体のバランスを確認しながら、猫背の原因となっている部分へアプローチしていきます。
● 姿勢を分析し、原因を見つける
まずは現在の姿勢や身体の状態を詳しく確認します。
- 頭が前に出ていないか
- 肩が前に巻いていないか
- 背中が丸くなっていないか
- 骨盤が前後どちらかに傾いていないか
- 左右の肩や骨盤の高さに差がないか
- 肩甲骨の動きが低下していないか
このような姿勢の特徴を確認し、肩こりや腰痛の原因となっている身体のバランスを評価します。
● 硬くなった筋肉をやわらげる
猫背では、胸の筋肉や首、肩、背中の筋肉が硬くなりやすく、肩甲骨の動きも制限されます。
整体では、緊張している筋肉をやわらげ、血流を促しながら身体が動きやすい状態へ導きます。
筋肉の柔軟性が回復すると、肩や首の動きがスムーズになり、肩こりや背中の張りが軽減しやすくなります。
● 背骨や骨盤のバランスを整える
猫背になると、背骨や骨盤にも負担がかかります。
骨盤が傾いたままでは、身体はバランスを取ろうとして背中を丸めたり、首を前へ突き出したりするため、正しい姿勢を維持しにくくなります。
整体では、背骨や骨盤のバランスを整えることで、身体全体が自然に起き上がりやすい状態を目指します。
● 肩甲骨の動きを改善する
猫背の方は肩甲骨が外側へ広がり、十分に動かなくなっていることが多くあります。
肩甲骨は腕や肩の動きに深く関わるため、動きが悪くなると肩や首への負担も大きくなります。
整体では肩甲骨周囲の筋肉を調整し、肩甲骨がスムーズに動くようにすることで、肩こりや腕の動かしにくさの改善を目指します。
● 正しい姿勢を維持しやすい身体づくり
整体の目的は、一時的に姿勢を良くすることではありません。
身体に過度な負担をかけず、自然に良い姿勢を維持できる状態を目指すことが重要です。
そのためには、筋肉や関節が本来の動きを取り戻し、身体全体のバランスが整っていることが大切になります。
● 日常生活のアドバイス
施術の効果を長く維持するためには、日常生活での姿勢や身体の使い方も重要です。
整体では、
- 抱っこの姿勢
- 授乳時の身体の使い方
- デスクワーク時の座り方
- スマートフォンを見る姿勢
- 家事をするときの身体の使い方
- ご自宅でできるストレッチや体操
など、一人ひとりの生活に合わせたセルフケアもお伝えします。
【産後に整体に行くべきタイミング(Q&A)】
Q1. 産後はいつから整体を受けられますか?
A. 一般的には、産後1か月健診で大きな問題がないことを確認してから整体を検討する方が多く見られます。ただし、帝王切開の場合や体調の回復状況には個人差があるため、無理をせず、必要に応じて主治医へ相談したうえで施術を受けることが大切です。
Q2. 肩こりや腰痛がある場合は、早めに整体へ行ったほうがよいですか?
A. はい。産後は抱っこや授乳などで身体への負担が急激に増えます。我慢していると筋肉の緊張や姿勢の崩れが定着しやすくなるため、症状が軽いうちに身体の状態を確認し、適切なケアを始めることが大切です。
Q3. 痛みがなくても整体を受ける意味はありますか?
A. 痛みがなくても、姿勢や骨盤のバランスが崩れていることがあります。早めに身体の状態を確認し、姿勢や身体の使い方を見直すことで、肩こりや腰痛などの不調を予防できる可能性があります。
Q4. 骨盤のぐらつきが気になるときは整体へ行ったほうがよいですか?
A. 産後は骨盤周囲の組織が回復途中にあるため、不安定さを感じる方もいます。違和感が続く場合は、身体全体のバランスや姿勢を確認しながら、無理のない範囲でケアを受けることが大切です。
Q5. 猫背が気になり始めたら整体へ行くタイミングですか?
A. はい。産後は前かがみの姿勢が増えるため、猫背が定着しやすい時期です。姿勢の崩れを早めに見直すことで、肩や腰への負担を軽減しやすくなります。
Q6. 抱っこをすると腰や腕がつらくなる場合は整体がおすすめですか?
A. 抱っこによる負担で筋肉の緊張や姿勢の崩れが起きている場合があります。整体では身体のバランスを確認しながら、負担を減らすための施術や日常生活での姿勢のアドバイスを受けることができます。
Q7. 育児が忙しく時間がない場合でも整体へ行ったほうがよいですか?
A. 忙しいからこそ、身体のケアは大切です。不調を我慢し続けると育児や家事がさらに負担になることがあります。無理のない頻度で身体を整えながら、セルフケアも取り入れることで、日常生活を快適に過ごしやすくなります。
Q8. 産後数か月経ってから整体へ行っても遅くありませんか?
A. 遅すぎるということはありません。産後数か月から1年以上経っていても、姿勢や身体のバランスを見直すことで改善が期待できるケースがあります。気になった時点で相談することが大切です。
Q9. 二人目の出産後も整体を受けたほうがよいですか?
A. 一人目の育児による身体への負担が残っていることも多く、二人目の出産後はさらに身体に負担がかかる場合があります。肩こりや腰痛、姿勢の崩れを感じる場合は、早めのケアを検討するとよいでしょう。
Q10. 整体へ行くべきか迷っている場合はどうすればよいですか?
A. 「少し違和感がある」「姿勢が悪くなった気がする」という段階でも、一度身体の状態を確認してもらうことをおすすめします。早めに原因を把握し、適切なケアを始めることで、不調の悪化を防ぎやすくなります。
【まとめ】
産後は、妊娠・出産による身体の変化に加え、抱っこや授乳、おむつ替えなど前かがみの姿勢が続くことで、猫背になりやすい時期です。猫背が続くと、首や肩、腰への負担が大きくなり、肩こりや腰痛、背中の張り、疲れやすさなど、さまざまな不調を引き起こすことがあります。
整体では、姿勢や身体のバランスを確認しながら、筋肉の緊張を和らげ、背骨や骨盤、肩甲骨の動きを整えることで、猫背の改善と身体への負担の軽減を目指します。また、正しい姿勢や身体の使い方、自宅でできるストレッチなどのセルフケアを取り入れることで、施術効果の維持や再発予防にもつながります。
産後の肩こりや腰痛、猫背は放置すると慢性化することもあるため、痛みが強くなる前や姿勢の変化に気付いた段階で早めに身体をケアすることが大切です。無理のない範囲で継続的に身体を整えることで、育児や家事をより快適に行える身体づくりが期待できます。
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東大阪市高井田の整体院『姿勢矯正院スタイルケア』です。当院は東大阪市にある姿勢矯正専門の整体院です。今まで数多くの姿勢の歪みを改善してきた実績があり、肩こりや腰痛、頭痛や産後の症状・自律神経の不調など、身体の様々なトラブルを『姿勢』から改善していきます。予約優先制となっておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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藤戸 恭介
保有資格:柔道整復師 鍼灸師 美容整骨師
20年以上、整体の業界に携わってきた。整骨院・整体院・整形外科など様々な職場を経験した後、鳥取市・高知市で整骨院を開院。それらの経験から「あらゆる症状は姿勢を治すことで改善する」ことを学ぶ。その後、整骨院による保険診療に限界を感じたため、地元である東大阪市高井田で姿勢矯正専門の整体院「姿勢矯正院スタイルケア」を開院する。
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